●イングランド代表

 4年に1度の祭典、FIFAワールドカップカタール2022が開幕した。初の中東開催となったカタールW杯で優勝に輝くのはどのチームなのか。これまでの戦いを分析した上で、今大会の出場メンバーを反映した戦力を、4項目(攻撃・守備・選手層・勝負強さ)に分類して数値化。ランキング形式で紹介する。(情報は11月20日時点)
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戦力値ランキング:3位
監督:ガレス・サウスゲイト
予選成績:8勝2分0敗
FIFAランキング:5位
戦力値:90(攻撃20/守備23/選手層24/勝負強さ23)

 2016年9月から指揮を執るガレス・サウスゲイト監督の下、イングランド代表は着実に結果を残してきた。4年前の前回大会では28年ぶりとなるベスト4進出、昨年のユーロ(欧州選手権)では決勝に進んだ。もちろん、カタールワールドカップで目指すは56年ぶりとなる優勝しかない。

「イングランドDNA」と称されたビジョンの下で続々と台頭する若いタレントたちの中から、選りすぐりのメンバーをサウスゲイト監督は抜擢している。ジュード・ベリンガム、ブカヨ・サカ、フィル・フォーデンらがその代表格で、今や欠かせない戦力となっている。

 4年前を知るラヒーム・スターリング、ハリー・ケイン、カイル・ウォーカーらは選手のピークとされる年齢に差し掛かった。優勝するのであれば、年齢層を考えても今回ほどのチャンスはないだろう。

 しかし、そんなイングランド代表はこの1年、思うような結果を残せていない。欧州予選こそ乗り越えたものの、UEFAネーションズリーグでは6試合3分3敗と悲惨な結果に終わった。明るい材料はあるものの、クラブでも低調なマグワイアや、負傷でメンバーから外れたリース・ジェームズなど、ネガティブな要素もある。

 前回大会や昨年のユーロは接戦に持ち込み、セットプレーを武器に勝ち上がってきた。一発勝負で結果を残してきたサウスゲイト監督がどう立て直すかにかかっている。

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