FIFAワールドカップカタール2022、グループリーグA第1節、イングランド代表対イラン代表が現地時間21日に行われ、初の中東開催となったワールドカップで初の決勝トーナメント進出を目指すイラン代表は、5バックでこの試合に臨んだ。前回大会で準決勝に進出したイングランド代表は、4-2-3-1の布陣でイラン代表と対峙している。

 イラン代表GKアリレザ・ベイランヴァンドは、相手のクロスを処理しようとした際に味方と接触し、顔面を負傷。一度はプレーを続けたがプレー続行不可能となり、20分にホセイン・ホセイニが投入された。この影響もあり、前半は14分のアディショナルタイムが計上されている。

 ハリー・マグワイアのヘディングがクロスバーに直撃して、イングランド代表は先制ならず。しかし、35分にスコアが動く。左サイドからのクロスに、ゴール前に走りこんだジュード・ベリンガムが頭で合わせる。ベリンガムの代表初得点が貴重な先制ゴールとなった。

 さらにセットプレーからブカヨ・サカが左足でゴールを決める。45+1分にはハリー・ケインの折り返したボールをラヒーム・スターリングがジャンピングボレーで合わせ、イングランド代表は前半を3点リードで終えた。

 62分にはサカが狭いシュートコースを左足で射抜いて4点目。イラン代表は65分にメフディ・タレミのゴールで1点を返したが、71分に投入されたばかりのマーカス・ラッシュフォードがチーム5点目を決めた。90分にジャック・グリーリッシュがチーム6点目を決め、後半アディショナルタイムにイラン代表がPKで1点を返した。

 8得点が生まれたゲームは6-2で終わった。