現地時間11月21日に開催されたカタール・ワールドカップ(W杯)グループA第1試合で、オランダとセネガルが激突した。

 前回のロシア大会はまさかの予選敗退となり、8年ぶりにW杯を戦うオランダは、19分にビッグチャンスが到来。カウンターからペナルティエリア手前でパスを受けたフレンキー・デ・ヨングが、そのままエリア内に侵入するも、シュートを打つ前に必死の戻りを見せた相手にボールを奪われる。

 大エースのマネを怪我で欠きながら、鋭い攻撃を見せるセネガルは、25分にサールがエリア左端から切り込み、右足を一閃。しかし、絶妙なコース取りを見せたファン・ダイクにヘッドで弾き返される。

 ボール支配率、シュート数もほぼ五分で、スコアレスで折り返すと、オランダは53分にCKにファン・ダイクが打点の高いヘッドで合わせるが、枠を捉えきれない。
 
 膠着状態が続くなか、62分には両チームが同時に最初の選手交代。オランダはコンディション不良でベンチスタートとなっていたエースのデパイ、セネガルはヤコブスを送り込む。

 その後、73分にはセネガル歴代2位のキャップ数を誇るイドリサ・ゲイエが、エリア内から強烈なシュートを放つも、この日が代表デビュー戦のGKノペルトの好守に阻まれる。

 このままスコアレスドローでタイムアップかと思われたが、土壇場の84分にオランダがついに均衡を破る。F・デ・ヨングの鋭い縦パスから、ガクポが絶妙なヘディングシュートで流し込んだ。

 大舞台に戻ってきたオレンジ軍団は、相手が前がかりになるなか、後半アディショナルタイムにクラーセンが追加点を奪い、結局2-0でアフリカ王者を撃破。幸先の良いスタートを切った。

 25日の第2戦では、オランダがエクアドル、セネガルが開催国のカタールと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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