2大会連続で本戦出場を果たしたポーランド

ポーランド代表は今回のカタールW杯で1982年以来となる決勝トーナメント進出を果たすことができるのか。
 
前回の2018年ロシアW杯では日本と同じグループHに振り分けられ、1勝2敗の最下位でグループステージ敗退となったポーランド代表。今回のカタールW杯ではアルゼンチン、メキシコ、サウジアラビアが同居するグループCに振り分けられており、メキシコ、サウジアラビアと共に南米王者アルゼンチンの背中を追うと予想される。
 
英『Daily Mail』によれば、昨年ポーランド代表を引退したウェストハム・ユナイテッドのGKウカシュ・ファビアンスキは、
自国ポーランドがグループステージを突破するために、初戦のメキシコ戦が何よりも大事だと考えているようで、その重要性についてこのように語っている。
 
「最初の試合は常に重要だ。いつだってそれが基準を定めることになる。プレッシャーを感じながら2試合目を戦うのは嫌だろう。EUROと違って、上位2チームしか勝ち上がれないからね」
 
「ポーランド国民や私の目には、メキシコとの初戦がメインゲームとして映っている。その結果によって、2試合目(サウジアラビア戦)が予選通過を決める試合となるかどうかが決まる」
 
ポーランドがメキシコ戦とサウジアラビア戦を2連勝、もしくは1勝1分で終えることができれば、3試合目のアルゼンチン戦で勝ち点を狙いにいく必要性が一気に下がる。決勝トーナメントに余裕を持って臨むためにも、アルゼンチン戦である程度ローテーションを行えると理想的だろう。
 
初戦の相手であるメキシコはFWイルビング・ロサーノやFWラウール・ヒメネス、GKギジェルモ・オチョアなど能力の高い選手が揃っている強敵だが、選手の質で言えば、ポーランドはメキシコに勝るとも劣らない。エースFWロベルト・レヴァンドフスキを中心にメキシコの牙城を崩すことができるか。