サウジアラビアがアルゼンチンに逆転勝利 長いアディショナルタイムを耐え切る

 カタール・ワールドカップ(W杯)が大会3日目を迎え、現地時間11月22日に優勝候補のアルゼンチン代表とサウジアラビア代表が対戦。サウジアラビアが2-1の逆転勝利を収めた。優勝候補を破る大金星となったなか、後半のアディショナルタイム8分が話題に。

 サウジアラビアは前半から最終ラインを高く保つアグレッシブなスタイルで試合に臨んだ。前半10分にはファウルでPKを献上し、これをFWリオネル・メッシに決められて先制を許したが、その後も果敢な姿勢でアルゼンチンに立ち向かった。

 すると0-1で迎えた後半3分、高い位置でボールを奪ってショートカウンターを仕掛け、FWサレハ・アルシェハリが同点ゴール。さらに同8分にはMFサレム・アルドサリのミドルシュートを決めて逆転。スタジアムを沸かせた。

 後半のアディショナルタイムにはDFヤシル・アルシャハラニが味方との接触でプレー続行不可能になるアクシデントもあったが、最後まで集中力を切らさない守備でリードを守り、2-1で逃げ切った。

 後半はアディショナルタイムが8分、アルシャハラニのアクシデントでさらに試合が伸びることとなったが、ツイッターでは「アディショナルタイム8分」がトレンド入り。サウジアラビアが守り切れるか注目する声のほか、「普通と感じるようになってしまった」「8分で短いと感じる体になった」「短いですね(と感じてしまう今大会)」と、今大会の特徴にもなっている長いアディショナルタイムにすでに慣れているサッカーファンも。

 結局、アディショナルタイムは10分以上に及んだものの、サウジアラビアはアルゼンチンの猛攻をしのぎ切った。今後の試合でも、どちらかが10分以上のアディショナルタイムを耐え忍ぶという展開は生まれそうだ。(FOOTBALL ZONE編集部)