現地時間11月22日、カタール・ワールドカップが大会3日目を迎えた。グループDの初戦、デンマーク対チュニジアがエデュケーション・シティ・スタジアムでキックオフされた。

 FIFAランキング10位で、ヨーロッパで成長著しいデンマークと、同ランキング30位で、アフリカ大陸から2大会連続6度目の出場となるチュニジア。スタジアムは後者のサポーターで真っ赤に染まり、まるで“ホーム”かのような雰囲気で試合がスタートした。

 前評判ではデンマークが有利な展開に持ち込むと予想されたが、チュニジアが積極的なプレッシングで主導権を握る。一方のデンマークも焦らずにじっくり構え、20分過ぎからは攻守が目まぐるしく入れ替わるようになった。

 少しずつ攻勢を強めたデンマークは持ち味のパスワークで敵陣に迫るが、フィニッシュにはなかなか持ち込めない。45+1分にMFディレイニーが交錯した際に膝を痛めてピッチを退くというアクシデントが起きるが、間もなくして笛を迎える。前半は両者ともに相手の堅い守備の前に決定打を欠き、0-0で終えた。
 
 後半になると、チュニジアはカウンター狙いで守備を固め、デンマークは攻勢に出る。55分、エリクセンからのパスを受けたホイビュアがネットを揺らすもオフサイドで無効に。その後も攻めあぐねる時間帯が続いた。

 65分、デンマークはイェンセン、コーネリウス、リンストロームの3枚替えを決行。立て続けに決定機を創出するが、決め切れず。セカンドボールを拾われ、足の止まらないチュニジアのカウンターからピンチを招く場面も見られた。

 その後もお互いにゴールを奪うことはできず、試合はスコアレスで終了。勝点1を分け合う結果に終わった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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