アルゼンチン代表を相手に会心のジャイアントキリングを達成したサウジアラビア代表の選手たちが試合を振り返った。
サウジアラビアは22日、カタール・ワールドカップ(W杯)のグループC第1節でアルゼンチンと対戦し、2-1の逆転勝利を収めた。
今大会の有力な優勝候補に挙がる強豪相手にFWリオネル・メッシのPKで前半早々にリードを許したサウジアラビア。
しかし、強気なライン設定を維持して1点差で試合を折り返すと、後半序盤にはFWサレー・アル・シェフリ、MFサレム・アル・ドサリの連続ゴールで一気に試合を引っくり返す。以降は完全に押し込まれたが、チーム一丸となった守備でリードを守り抜き、公式戦36戦無敗中の相手に会心の勝利を飾った。
同試合後、貴重な同点ゴールを挙げたアル・シェフリは、『beIN Sports』のインタビューで激戦を振り返った。
「僕らは自分たちにとても自信を持っていて、挑戦に耐えられることを証明した」
「ストライカーはすべてのゲームで得点したいと考えている。自分の目標に向かって努力している場合、誰もその人を止めることはできないものだ」
「僕らはラウンド16進出を目指しているし、これは最初のステップだ。そして、重要な残り2試合がある。この勝利の後、突破を逃すことは許されないと考えているよ」
また、センターバックとして相手の強力な攻撃陣をPKによる1点で抑え切ったDFサウド・アブドゥルハミドは同じく『beIN Sports』のインタビューで大金星の喜びを噛みしめる。
「僕らは3年間懸命に働き、今日ワールドカップ優勝の本命に勝ったことを神に感謝します」
「世界最高のプレーヤーを擁するアルゼンチンと対戦することで、突破への強いモチベーションが得られた。今日は本当に幸せな気分だけど、明日は忘れて次の試合のことを考えるつもりだ」
優勝候補相手の勝利によって1994年大会以来のグループリーグ突破の機運高まるサウジアラビアは、26日に行われる第2戦でポーランド代表と対戦する。