【FIFA ワールドカップ カタール 2022・グループD】デンマーク0-0チュニジア(日本時間11月22日/エデュケーションシティ スタジアム)
親子で愛する祖国のゴールマウスを守る。そんな出来過ぎた漫画みたいな話を実現させたのがデンマーク代表のシュマイケル一家だ。今大会初戦のチュニジア戦でも息子のカスパー・シュマイケルの神セーブが飛び出して、この試合最大のピンチを左手一本で防いだーー。
話題のシーンは42分。チュニジア代表はスローインからの流れでチャンスを作ると、FWムサクニの絶妙なスルーパスがFWジェバリの下へ。GKと完全な1対1となり、ジェバリも冷静にシュートを浮かせたが、百戦錬磨の守護神シュマイケルが左手に当てたことで、ゴールは決まらなかった
このシュマイケルのビッグセーブに対してABEMA視聴者からは「ナイスキーパー」「これを止めるか」と、改めてシュマイケルの実力に感心した様子だ。視聴者の中には「親父みたいだったな」と、現役時代は「白い巨人」と呼ばれ、抜群の反射神経でビッグセーブを連発した”父親”ピーター・シュマイケルと比較する声も挙がった。
ABEMA解説の福田正博氏は「足元に入ってGK見て浮かしたシュート、シュマイケルがいい出足でスペースを消しました。見事なセーブでした」とデンマーク代表GKに高い技術を解説している。
デンマーク代表通算出場試合数では父親に劣るカスパー・シュマイケルだが、チュニジア代表戦での出場でワールドカップ通算出場試合数は「5」で並んだ。ワールドカップに限定すると、2節フランス戦で偉大な父が持つ出場試合数を更新することになるだろう。
(ABEMA/FIFA ワールドカップ カタール 2022)