試合開始が迫るなか観客のボルテージも最高潮、MFミュラーへ日本サポーターから大きな反応

 日本代表(FIFAランキング24位)は11月23日、カタール・ワールドカップ(W杯)の初戦でドイツ代表(同11位)と対戦する。試合に先立ち、両チームのメンバー発表が行われ、両チームの注目選手にはファン・サポーターから大きな反応が示された。

 最初にメンバー発表をされたのはドイツ代表。GKマヌエル・ノイアーから背番号順に、選手たちの名前が読み上げられた。日本のサポーターは、ドイツの選手の名前が読み上げられるたびに、ブーイングをしていたが、ひときわ大きなブーイングを集めたのが、背番号13を付けるMFトーマス・ミュラーだった。

 2010年、2014年、2018年と過去3大会のW杯にも出場しているミュラーは、この試合前まで負傷を抱えており、日本戦の出場も微妙と報じられてきたが、日本のDF板倉滉(ボルシアMG)、MF田中碧(デュッセルドルフ)同様に、この試合に間に合わせてきた。

 これまでW杯だけでも、16試合に出場し10得点6アシストという数字を残し、2010年大会は準優勝、2014年大会は優勝を経験しているミュラーは、この試合でも日本にとって要注意の存在となるだろう。(FOOTBALL ZONE特派・河合 拓 / Taku Kawai)