前半アディショナルタイム、ドイツに2点目のゴール揺らされるもオフサイド判定

 日本代表は11月23日、カタール・ワールドカップ(W杯)のグループE第1節でドイツ代表と対戦し、前半を0-1のビハインドで折り返している。前半終了間際には、ドイツFWカイ・ハフェルツにゴールネットを揺らされて、あわや2失点目かと思われる場面もあった。

 格上のドイツと対戦している日本は、GKマヌエル・ノイアーを含めてボールを回してくる相手に対して、粘り強く対応。前半8分には、狙いどおりのショートカウンターからFW前田大然(セルティック)がドイツのゴールネットを揺らしたが、オフサイドで取り消しとなった。

 スコアレスのまま試合を進めることができていた日本だが、前半33分に守備を崩されると、GK権田修一(清水エスパルス)がフリーになっていたDFダビド・ラウムを倒してしまい、PKを与える。このPKを決められてリードを奪われてしまった。

 さらに前半アディショナルタイムにも日本は、ドイツの波状攻撃のなかから、FWセルジュ・ニャブリの折り返しをハフェルツに押し込まれ、ゴールネットを揺らされてしまう。この時、副審は旗を上げなかったが、VARの結果、ゴールはオフサイドで認められなかった。

 ただでさえ日本のチャンスが少ないなか、2点差を付けられれば、勝利するのは絶望的。VARの結果、ノーゴールというアナウンスがされると、日本のサポーター席からは前田がゴールネットを揺らした時と同じくらいの大歓声が上がった。

 後半、1点を追う日本代表。ドイツからゴールを奪い、前半の2度の大歓声が沸いたこの場面を越える盛り上がりどころを作ってほしいところだ。(FOOTBALL ZONE編集部)