日本から先制も、後半に逆転を許し黒星スタート

　ドイツ代表は11月23日に行われたカタール・ワールドカップ（W杯）初戦で日本代表に1-2で逆転負けを喫した。ドイツメディアは「大失敗のスタート」と敗戦を伝えた。

　ドイツは前半31分にMFイルカイ・ギュンドアンのPKで先制。試合を優位に進めた。しかし、後半に入って日本がシステムを変更し、より攻撃的な布陣を敷いたことで状況は一変。後半30分にMF堂安律、同38分にFW浅野拓磨にゴールを決められ、逆転負けを喫した。

　この敗戦をドイツ紙「ビルト」は「大失敗のスタート」と見出しを打ってレポート。「冗談だろう？」「代表チームは信用を失った」とし、グループリーグ敗退の屈辱を味わった前回のロシアW杯を思い起こさせるような展開だと伝えた。

　ドイツは逆転を許してからも何度か決定機を迎えるシーン場面はあったが、シュートの正確性を欠いて得点を奪うことはできなかった。そのことについて同紙は「チャンスの使い方が下手で、それが仇となった」と指摘した。

　このグループEではドイツとスペイン代表を2強と見る向きもあったなかで、初戦でまさかの失態。メディアも代表チームへ厳しい視線を向けざるをえないようだ。（FOOTBALL ZONE編集部）