痛恨の黒星スタートに、名手マヌエル・ノイアーが怒りを滲ませた。

 現地11月23日、ドイツ代表はカタール・ワールドカップの初戦を日本代表と戦い、1-2の逆転負けを喫した。ボール支配率が81%と圧倒し、33分にイルカイ・ギュンドアンのPKで先制点を奪った前半とは打って変わり、後半は森保ジャパンによる怒涛の反撃に苦しめられる。そして終盤、堂安律と浅野拓磨に連続ゴールを許して、まさかの黒星発進を余儀なくされたのだ。
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 ドイツ代表不動の守護神は、試合後のフラッシュインタビューに応じ、「とにかくフラストレーションが溜まっている。なぜ諦めてしまったんだ。それが残念でならない」と嘆き、次のようにゲームを振り返った。
 
「ゴールチャンスはたくさんあった。もちろん運もあれば不運もあるけど、2点目を取れなかったことが大きく響き、日本に盛り返すきっかけを与えてしまったんだ。後半に入って、僕たちは流れに乗れなくなってしまった。前半にあった自信を失っていて、強い意思で挑んできた日本に押され、ゲームを難しくしてしまったように感じる。あそこからしっかり挽回すべきだったのに……。日本の圧力は凄かったし、僕たちは良いチームプレーができず、上手く守れなかった」

 一夜にして崖っぷちに立たされた大国ドイツ。次戦(11月27日)のスペイン戦でもし敗れれば、2大会連続のグループステージ敗退が確定する可能性もある。はたして“ジャパン・ショック”を振り払って、自信を取り戻せるのか。まさに背水の陣で、運命の第2戦に臨む。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部