日本の大金星を称賛、採点記事では指揮官の森保一監督を含む3人に最高評価

 日本代表は現地時間11月23日にカタール・ワールドカップ(W杯)のE組初戦でドイツ代表相手に2-1で逆転勝利。アルゼンチン代表を下したサウジアラビア代表に続く番狂わせを演じた。スペイン紙「マルカ」も日本の大金星を称え、採点記事では指揮官の森保一監督を含む3人に最高評価の3つ星を付けた。

 日本は前半31分、GK権田修一のファウルで献上したPKをMFイルカイ・ギュンドアンに決められて先制を許した。そして、その後も劣勢のまま1-0で前半を終えた。

 森保監督は後半開始と同時にDF冨安健洋を投入。4バックから5バックへと形を変え、さらに続々と攻撃的な選手を投入して反撃を仕掛けた。すると、この采配がピタリと的中。後半30分にMF堂安律、同38分にFW浅野拓磨といずれも途中出場の選手がゴールを奪い、逆転に成功した。

 最後までドイツに攻め込まれたが、権田が好セーブを連発するなど粘り強い守備で反撃を許さなかった。マルカ紙は日本の勝利を「今回のW杯のビッグサプライズの1つであることは間違いない」とレポートした。

 そして同紙による選手と監督の採点では日本の森保監督とスコアラーの堂安と浅野に最高評価の3つ星が与えられた。権田をはじめ、キャプテンのDF吉田麻也、MF遠藤航、MF鎌田大地、FW伊東純也、そして途中出場のMF三笘薫とFW南野拓実の7選手が星2つ。それ以外の7選手が星1つだった。

 一方のドイツは得点を決めたギュンドアンが唯一星2つで、GKマヌエル・ノイアーら11選手が星1つ。そしてDFニクラス・ズーレ、DFニコ・シュロッターベック、FWトーマス・ミュラーの3選手とハンジ・フリック監督は星なし(最低評価)と全体的に低評価が並んだ。(FOOTBALL ZONE編集部)