日本のドイツ撃破に、世界は驚愕した。森保一監督率いるサムライブルーには、各地から称賛の声が寄せられている。

 イタリア紙『Gazzetta dello Spot』は、採点記事で日本を7.5点と評価(ドイツは4.5点)。ベストプレーヤーに決勝点を挙げた浅野拓磨を選出し、試合唯一の8点をつけた。「フェノーメノ(怪物)」だったと浅野を絶賛している。

 同紙の採点と寸評は以下のとおりだ。

【GK】
権田修一 7点
「PK献上はぎこちなかったが、ラウムがフリーだったのも確か。最低3度の最高のセーブで挽回」

【DF】
酒井宏樹 6点
「最初に最も苦しんだひとり。ドイツが(日本の)右サイドから攻めたからだ。その後立ち直り、うまく保った」

板倉滉 6.5点
「ハベルツから目を離さず、問題はなかった。後半は全員と同じく躍動」

吉田麻也 6.5点
「最初は厳しかったが、それから立ち直り、うまく管理した」

長友佑都 6.5点
「ニャブリに対して勤勉だった。素晴らしいポジショニングセンスだ」
 
【MF】
遠藤航 7.5点
「日本のキミッヒだった。それ以上でもあり、まるでDFがもう1人増えたかのようだった」

田中碧 6点
「まずまずだった。エンドウと並んだが彼のレベルではなく、ドイツの侵入を受ける場面も」

伊東純也 7点
「右サイドで類まれなスピードを発揮する場面。最初は少しぶれたが、その後は圧倒的だった」

鎌田大地 6.5点
「トップ下だが中盤を助けた。天才的ではないが有益だった」

久保建英 4.5点
「幽霊。まったく見ることなかった。前半で交代は正しい」

【FW】
前田大然 5.5点
「役に立たないダッシュと動きだったが、リュディガーがいて、日本がまだいなかったからだ」

【途中出場】
冨安健洋 6.5点
「チームメートたちと一緒に良くなっていった守備の兵士」

三笘薫 7点
「非常に活気があり、左サイドをカバーし、攻撃に転じた。ドイツは彼に苦しんだ。終盤にはピンチから救う場面」

浅野拓磨 8点
「フェノーメノだ。あるいは、ドイツが彼を怪物にした。一瞬で守備をひざまずかせた。素晴らしいゴール。夢のようなチャンス」

南野拓実 7点
「鍵を握る投入だった。左サイドを突き、ノイアーに弾かれた彼のシュートから同点弾が生まれた」

堂安律 7.5点
「投入されてほぼすぐに得点。正しいタイミングで正しい場所にいた。そしてそれはこの機会だけではない」

【監督】
森保一 7点
「前半に何を考えていたかは明白でない。後半に日本を一新させ、正しい選択をした。なんという気質か」

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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