11月23日、カタール・ワールドカップのグループステージE組でドイツと対戦した日本が、歴史的な勝利を収めた。交代出場のFW浅野拓磨が83分、右サイドからエリア内に侵入して右足で逆転ゴール。喜びの輪の中心になった後は『ジャガーポーズ』で会心の表情を浮かべた。
上写真=歴史的な勝利へのゴールを決めた浅野。試合後に雄叫び!(写真◎Getty Images)
■2022年11月23日 カタールW杯E組(ハリーファ)
ドイツ 1-2 日本
得点者:(ド)イルカイ・ギュンドアン
(日)堂安律、浅野拓磨
ノイアーのニアサイドを打ち抜く
DF板倉滉からのロングパスに反応してスペースに抜け出した浅野は、巧みなトラップで相手DFと入れ替わってドリブル。そのままゴールに近づくと、GKマヌエル・ノイアーのニアサイドを抜く右足シュートを蹴り込んだ。
劇的なゴールを「チャンスがあれば、シュートを打つことはずっと決めていた」という。チームメイトにもみくちゃにされた後は、メインスタンドに向かって『ジャガーポーズ』でアピール。57分からの交代出場直後から積極的にシュートを放っており、「その前にもいくつかチャンスがあって、それが最後、結果につながったかなと思います」と振り返った。
2018年のロシア・ワールドカップではメンバーに入れず、スタンドからチームの戦いを見ていた。「約4年半前にワールドカップのメンバーに入れなくて、その瞬間から、今日のことを想像しながら、今日のために全力で準備してきた」と思いを明かし、「それが結果につながっただけかな、と。つながっていなかったとしても、やってきたことは変わらない。それが今日たまたま結果につながった」と言葉をつないだ。
11月27日にはコスタリカとの第2戦を迎える。「今日は全員でしっかり喜んで、勝ち点3をしっかり喜んで、明日からしっかり切り替えて準備していきたい」と次なる戦いを見据えた。