【FIFA ワールドカップ カタール 2022・グループG】ブラジル2-0セルビア(日本時間11月25日/ルサイル スタジアム)
優勝候補筆頭と言われるFIFAランキング1位のブラジルが、セルビアとの初戦に快勝。注目されたブラジルの至宝・ネイマールにはゴールがなかったが、リシャルリソンが豪快なジャンピングボレーを含む2ゴールと活躍した。
前半はブラジルが攻めあぐねる展開になった。立ち上がりはスピーディな動きでセルビアのDF陣を撹乱するシーンも見られたが、時間の経過とともに試合が落ち着き始めると、体格に勝るセルビアが体を張った守りでブラジルに決定的な場面を作らせず、スローテンポな試合に持ち込んだ。ブラジルにとっては、選手の間を短くし、細かいパス回しやセンス溢れるドリブルでの切り込みを見せたいところだったが、シュートは5本のみ。うち3本は枠内に飛んだものの、ゴールを予感させるほどではなく、そのまま0-0で前半戦を終了した。
後半に入ると、明らかに点を取りに出たブラジルのテンポがアップ。次々と高速ドリブル、ワンタッチのパスなどで攻め立てるとネイマール、ラフィーニャといった選手がチャンスメイク。ゴールを予感させるプレーが増えていった。50分にはネイマールがFKで直接ゴールを狙うも壁に当てて失敗。60分にはアレックス・サンドロが強烈なミドルシュートを放つも、ポストに弾かれた。
均衡が破れたのは62分。ブラジルの波状攻撃でセルビアゴールに襲いかかると、フィニッシュはリシャルリソン。豪快に蹴り込んで待望の先制点を奪い取った。するとリシャルリソンは73分のもこの日2点目。センタリングをトラップして浮かせると、反転しながら右足を振り抜くジャンピングボレーを豪快に決めた。