男子ワールドカップ(W杯)史上初の5大会連続ゴールを記録したポルトガル代表FWクリティアーノ・ロナウドが、新たな偉業達成に満足感を示した。『ESPN』が伝えている。

今大会の優勝候補に挙がるポルトガルは24日に行われたグループH第1節でガーナ代表と対戦。ゴールレスで折り返した後半にロナウドのPKで先制に成功すると、一度は同点に追いつかれたものの、FWジョアン・フェリックスとFWラファエル・レオンの連続ゴールで突き放す。その後、試合終盤に1点差に迫られたが、打ち合いとなった一戦を3-2で勝利した。

今大会で5大会連続出場を達成したロナウドは、試合の均衡を破る1ゴールによって代表通算118点目を記録し、自身が持つ世界記録を更新。さらに、女子ではブラジル女子代表FWマルタ、カナダ女子代表FWクリスティン・シンクレアが達成も、男子では初となるW杯5大会連続ゴールを達成した。

同試合後、マン・オブ・ザ・マッチに選出された37歳FWは公式会見の場で偉業達成を振り返った。

「5度目のワールドカップで、美しい瞬間だ。僕らは勝利し、正しいスタートを切った、とても重要な勝利だよ」

「このような大会では、初戦の勝利が重要であることは分かっている。また、5大会連続ワールドカップで得点を決めた唯一のプレーヤーという記録も、僕にとって大きな誇りだ」

「チームが素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれて、とても嬉しいよ。難しかったけど、妥当な勝利だ」

また、同会見では初戦直前に発表されたマンチェスター・ユナイテッド退団に関する質問が飛んだ。

これに対しては、「重要なのは、チームが勝利したことだ。(マンチェスター・ユナイテッドの)章は閉じられ、焦点はもっぱら、ワールドカップだけに絞られる。先ほども言ったように、僕らは正しいスタートを切りたかった。勝ったし、良いプレーもしたし、チームを助けられた。それ以外のことは重要ではないよ。重要なのは代表チームだ」と、詳しい言及は避けている。

なお、今回のゴールでW杯通算ゴール数を「8」としたロナウドは、次節ウルグアイ戦以降の試合でレジェンドのエウゼビオ氏が持つポルトガル代表のW杯通算ゴール記録(9点)更新を目指す。