「FIFA ワールドカップ カタール 2022・グループE」で優勝候補のドイツから歴史的逆転勝利を収めた日本。ABEMAでは「ABEMA FIFA ワールドカップ 2022 プロジェクト」で“GM”を務める本田圭佑氏が日本代表VSドイツ代表戦の中継に出演し、情熱と冷静さを兼ね備えた“名解説”が大きな話題を呼んだ。

【映像】話題沸騰!本田圭佑氏 日本VSドイツ戦“名解説”特集

 日本ならず国外でも大きなムーブメントを巻き起こした日本代表の“ジャイアントキリング”。日本代表の快挙とともに注目されたのが本田氏による解説だった。ピッチリポーターを務めた槙野智章氏と息の合った掛け合いを見せ、“本田流”の自由な解説が展開された。

 日本ピンチのシーンでは「オフサイドやろ!オフサイ!オフサイ!テクノロジー(VARチェック)発動でしょ、これ」。さらに寺川アナウンサーが久保建英選手のドリブルシーンで「キープする本田」と選手名を呼び間違えたシーンでは、「僕、出た方がいいですか?試合出ましょうか?(笑)」とアドリブを炸裂させるなど、ファンを大いに沸かせた。

話題沸騰!本田圭佑GMのドイツ戦“名解説”にファン「サッカーに詳しい友達が横にいる感じ最高」コスタリカ戦も登板決定!

 視聴者は、本田氏の選手の呼び方にも注目。「伊東さん」「三笘さん」など、日本代表の後輩とも言える選手たちへ“さん付け”するも、代表をともにしてきた吉田選手は「マヤ」、久保選手は「タケ」と下の名前で呼ぶなど、関係性によって呼び方を変えているようだ。

 “神解説”にも話題が集まった。「僕やったら伊東さんを右のラウムにマンツーマン気味に付かせて(守備を)5枚気味にします。(長友)佑都も左のウイングバックにさせます。そうすると相手が前5枚にしてきても5-5でマンツーマンにつくんで。もちろん後半にかけて、3バックが得意な選手にメンバーを変えればいいので」。この言葉通り、後半に4バックから3バックへ変更したことで戦況が変化。独特な解説スタイルが注目されたものの、「感覚的にはタケと前田さんが代わる」「左利きの選手を置くと三笘さんのスペースが使える」など、戦術への鋭い指摘と解決策を次々に示した。

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 2-1と日本リードで歴史的な勝利に近づくと、本田氏の感情も徐々に盛り上がり、後半のアディショナルタイムが7分と表示されると「なぁなふん!?」と声を裏返らせるシーンも。しかし、試合終了を告げるホイッスルが鳴ると「イエス!」と喜びの声を上げるとともに、「とりあえずまだ落ち着こう。まだ決まってないんでね。この勝利は間違いなく良いんですけど、結局もう1試合勝たないといけないことに変わりはない。でも、とにかくすごい。よくやった!」と冷静に労いの言葉を送った。

 会場が歓喜に沸く中、すぐに冷静に語った「とりあえず落ち着こう」という言葉。感情を爆発させる場面がありながらも、常に現実を見据える解説に、SNS上では「本田さんの解説、的確冷静 適度に熱い」「めちゃくちゃサッカーに詳しい友達が横にいる感じが最高」と賞賛の声が相次いていた。

 本田氏は27日19時から行われる日本代表VSコスタリカ代表戦でもABEMAで解説を務める。次戦も大注目が集まることは間違いない。
(『ABEMAヒルズ』より)