イングランド戦の結果が決勝トーナメント進出の行方を大きく左右する
アメリカ代表のキャプテンを務めるMFタイラー・アダムスは、タレント揃いのイングランド代表と戦うことを恐れていないようだ。
FIFAワールドカップに参戦中のアメリカ代表は、26日にイングランド代表と対戦する。彼らはグループステージ初戦のウェールズ代表戦を1-1で引き分けており、決勝トーナメント進出を果たすためにもできれば勝ち点3を獲得したいところだ。
しかし、イングランド代表は初戦のイラン代表戦で圧倒的な強さを見せ、6-2で勝利している。登録メンバーは世界最高峰のプレミアリーグでチームの中心を担っている選手がほとんどであり、選手層は非常に厚い。アメリカ代表も欧州で戦う選手が半数以上を占めるなど粒揃いだが、厳しい戦いとなることが予想される。
ところが、英『Daily Mail』によれば、今季からプレミアリーグのリーズ・ユナイテッドでプレイしているアメリカの主将アダムスは、このイングランド戦をむしろ歓迎している模様。意気込みをこのように語っている。
「イングランドは相変わらずビッグチームだ。でも恐れを抱く要素はある? 僕を脅かすものはクモ以外にあまりないと思う」
「と言うのも、僕にとっては好都合なんだ。僕は(プレミアリーグの)ビッグプレイヤーたちと対戦してきたからね。(彼らとの対戦には)経験済みだ」
「自分たちの実力と、アメリカサッカーが正しい方向に進んでいることを証明したい」
アダムス以外にも、チェルシーのFWクリスティアン・プリシッチや、リーズのMFブレンデン・アーロンソン、フラムのDFティム・リーム、DFアントニー・ロビンソンなど、プレミアリーグを戦っている選手がアメリカ代表には何人かいる。今回のイングランド戦で勝利を得るには、いつも以上に彼らがチームを引っ張っていく必要があるだろう。