ドイツ戦で負傷し、途中交代していた酒井宏樹が自身の状態を11月25日の囲み取材で説明した。
酒井は左太ももの違和感があるととしてドイツ戦後、2日連続で全体トレーニングを欠席。ただ「痛みはあります」とのことで、「違和感だけでは試合中に退くことはないので、あとは治り次第だと思いますが、やれることをやりたいです。自分的には焦っていますが、チームとしてはいつも言っていますが、総力戦になるので」と語った。
痛めたのはドイツ戦でのシュートシーンではなく、相手ゴール近くでロングボールをヘディングで折り返した場面だという。「あの時に着地で。シュートは決めたかったですが」と一連のプレーを振り返った。
ドイツ戦から中3日、11月27日に迎えるグループリーグ第2戦のコスタリカ戦に向けては「まだ喋ってないのでどうなるか……。もちろん行けと言われれば、監督と話していきたいです」と口にしたが、現実的には出場は難しいだろう。
本人も「やれることはやっていきたいです。こういう大きな大会なので最大限のことをやっていきたいです。試合でピッチに立てることが理想。自分としては大会期間中にしっかり戻ってこられるようにしたいです」と話しており、まずは治療に専念することになる。
そう考えた際、コスタリカ戦に従来の4-2-3-1で臨む場合、右SBの先発は山根視来が務めるか。11月25日のトレーニングには右太ももに違和感を覚える冨安健洋の姿もなく、グループリーグ突破にはチームの総力が求められそうだ。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト特派)