ブラジル代表のエースFWネイマールと、DFダニーロの2選手がグループリーグの2試合を欠場することになった。ブラジル『グローボ』が伝えている。

【写真】ネイマールの大きく腫れた右足、ベンチでは涙

ブラジルは24日、カタール・ワールドカップ(W杯)グループG第1節でセルビア代表と対戦し、FWリシャルリソンの2ゴールの活躍で快勝スタートを切った。

しかし、同試合では再三セルビア守備陣の徹底マークに遭っていたネイマールがDFニコラ・ミレンコビッチからのハードタックルを受けた結果、右足首を負傷。80分にFWアントニーとの交代でピッチを去った際、ベンチに戻ったネイマールはユニフォームで顔覆い涙を流していた。

その試合翌日に行われた精密検査の結果、ネイマールは右足首の外側じん帯損傷と共に小さな骨の腫れが確認されたという。

また、セルビア戦で先発フル出場したダニーロは試合後に足を引きずっており、ミックスゾーンでの取材対応の際には深刻なものではないことを語っていたが、今回の検査では左足首の内側じん帯損傷とより深刻な状態であることが判明した。

現時点での両選手の状態に関してセレソンのチームドクターを務めるロドリゴ・ラスマー医師は、少なくともグループリーグ2試合の欠場を明言した。

「プレーヤーはまだ治療中だ。落ち着いて平穏であることが重要だ。この評価は毎日実施されるため、我々は最新の情報を入手し、それに基づいて最善の決定を下すことができる」

「次の試合に2人のプレーヤーがいないことはすでに言えるが、この大会期間中に間に合うように回復することを目的として、治療を受け続ける」

現時点で離脱期間は不明だが、ブラジルはネイマールとダニーロ2選手不在の中で28日のスイス代表戦、12月2日のカメルーン代表戦を勝ち抜き、決勝トーナメント進出を決めて両者の戦列復帰を待つことになる。【写真】ネイマールの大きく腫れた右足、ベンチでは涙