ローマは25日、明治安田生命J1リーグの名古屋グランパスと対戦。ローマのジョゼ・モウリーニョ監督が日本人選手獲得の可能性に言及したことをうけて、イタリアメディア『カルチョスタイル』はモンテディオ山形所属のU21日本代表DF半田陸(20)とVfBシュツットガルト所属のカタールW杯日本代表DF伊藤洋輝(23)を獲得候補に挙げている。

 モウリーニョ監督は名古屋グランパス戦前日の記者会見で、日本人選手獲得の可能性について「(移籍金が)安ければ」とコメント。アイントラハト・フランクフルト所属のカタールW杯日本代表MF鎌田大地(26)のレンタル獲得を望んでいることを明かしていた。

 『カルチョスタイル』はモウリーニョ監督の発言内容を報じた上で「来年1月の移籍ウィンドウにむけて、チアゴ・ピントGM(ゼネラルマネージャー)は特に2人のアジア人選手との関係を構築している」という見出しのもと、半田陸と伊藤洋輝を紹介。

 「半田陸は最初に下部組織でプレーして、それからモウリーニョ監督率いるトップチームへ昇格する可能性がある。イタリア全土で最も興味深い有望株のひとりだ」

 「伊藤洋輝はセンターバックやサイドバックなど、ディフェンスラインのすべてのポジションをカバーできる。移籍金はそこまで高くないだろう」と綴っている。

 半田陸はモンテディオ山形の下部組織出身。昨季から右サイドバックでレギュラーに定着しているほか、今月18日からのU21日本代表欧州遠征にも帯同している。また今年9月にはモンテディオ山形強化部の渋澤大介氏とローマ幹部が面会。イタリア国内では半田陸ローマ移籍の可能性が報じられていた。

 ただ日本国内ではガンバ大阪やヴィッセル神戸などJ1複数クラブによる争奪戦の可能性が伝えられており、依然として去就不透明とみられている。

 一方の伊藤洋輝は、所属先のVfBシュツットガルトにおいて3バックの一角でレギュラーに定着。今年6月2日にはキリンチャレンジカップ・パラグアイ戦で日本代表デビューすると、森保一監督へのアピールに成功。今月17日の強化試合・カナダ戦で先発出場したが、23日のドイツ戦では出番がなかった。

 またイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』はカナダ戦当日に「モウリーニョ監督は何カ月も前から左利きのセンターバックを探している。伊藤洋輝はディフェンスラインの手前や左サイドバックでもプレーできる。くわえて空中戦にも強い」とリポート。

 「VfBシュツットガルトは伊藤洋輝の価値を1000万ユーロ(約14億5000万円)と評価している。ただローマは600万ユーロ(約8億7000万円)以上を支払うことを望んでいない」と移籍金に関して見解を述べた上で、ローマ退団が噂されるアルバニア代表DFマラシュ・クンブラの後釜候補に挙げている。