アルゼンチンに2-1勝利のサウジアラビア、指揮官の熱弁に注目
11月22日のカタール・ワールドカップ(W杯)グループリーグ第1戦で、サウジアラビア代表が強豪アルゼンチン代表に2-1と勝利したなか、サウジアラビアを率いるエルベ・ルナール監督による“ハーフタイム演説”の熱弁が話題を呼んでいる。スペイン紙「マルカ」は「彼が4500 万人以上のアルゼンチン人を悩ませた」と伝えている。
36試合無敗のままW杯に突入したアルゼンチンの敗戦に衝撃が走った。FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)のPKで幸先良くアルゼンチンが先制するも、後半に入るとサウジアラビアが猛攻を仕掛け、2-1とスコアを覆して逆転勝利を収めた。
サウジアラビアが後半に盛り返した裏には、指揮官の情熱的な演説があったという。サウジアラビアの公式ツイッターでロッカールームの映像が公開された。0-1と劣勢のなかで迎えたハーフタイム、身振り手振りを交えながら声を張り上げ、選手たちを鼓舞するルナール監督の様子が映っている。
「一体何をしてるんだ? これがプレッシングなのか? メッシと一緒に写真でも撮りたいのか? みんな立ち止まって見ているだけだ。プレッシャーをもっとかけろ。これはW杯なんだぞ! すべてを捧げろ!」
約2分間続いた指揮官の檄が功を奏したのか、後半に入るとチームの勢いは激変。記事では「彼が4500 万人以上のアルゼンチン人を悩ませた」と指摘しており、世界を驚かせたサウジアラビア大金星の裏には指揮官の“烈火の熱弁”があったようだ。(FOOTBALL ZONE編集部)