現地時間11月26日、カタール・ワールドカップが大会7日目を迎え、グループDの第2戦、チュニジア対オーストラリアがアル・ジャヌーブ・スタジアムで行なわれた。
チュニジアは初戦でデンマークを相手にスコアレスで引き分け、オーストラリアはフランスに4失点で敗北(1-4)。グループの上位2位が勝ち抜く決勝トーナメント進出のためには負けられない一戦となった。
デンマーク戦と同様、スタジアムにはチュニジアのサポーターが大勢詰めかけ、まるで“ホーム”のような雰囲気でキックオフを迎えた。
ただ、先手を取ったのはオーストラリア。23分、J2のファジアーノ岡山でプレーするデュークが最終ラインからのフィードを左にはたくと、グッドウィンが左サイドを駆け上がり、低めの鋭いクロスを送る。これに中央に走り込んでいたデュークが頭で合わせて流し込み、オーストラリアが先制点を挙げた。
チュニジアは攻め込まれる時間帯が続き、前半終盤でようやく敵陣に攻め込むがことごとくチャンスをモノにできず。前半はオーストラリアの1点リードで折り返す。
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後半は1点を追いかけるチュニジアが攻勢を強め、相手ゴール前に迫る。しかしシュートは枠を捉えることができず、オーストラリアの身体を張った守備に決め手を欠いたまま時間が経過する。
72分、73分と立て続けにムサクニがシュートを放つがGKの正面。少しずつゴールに迫るが、なお1点が遠い。
75分過ぎから後半アディショナルタイム6分を含む終盤も、チュニジアが文字通りの猛攻を仕掛ける。だがオーストラリアが意地の守備で撥ね返し続け、耐え抜いて1-0の完封勝利を収めた。
この試合に敗ければ敗退が決まるオーストラリアは、最終戦のデンマーク戦に望みを繫いだ。また、チュニジアもこの後に行なわれるデンマーク対フランス、そして第3戦フランス戦の結果いかんで、決勝トーナメント進出の可能性を残している。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部