現地時間11月26日にカタール・ワールドカップ(W杯)のグループステージ(C組)第2戦が行なわれ、初戦のサウジアラビア戦(1-2)でまさかの敗戦を喫したアルゼンチンと、第1戦でポーランドとスコアレスドローに終わったメキシコが対戦した。

 互いに負けられない一戦は、立ち上がりから一進一退の攻防が続き、両チームともにシュートまで持ち込めない時間が続く。

 アルゼンチンは、前線のメッシになかなかボールを繋ぐことができない。25分にようやく、10番が敵陣中央でボールを受けて起点になると、右サイドのモンティエルがクロスを狙ったが、オフサイドとなった。

 さらに41分には、ショートコーナーからディ・マリアのクロスをラウタロ・マルティネスが頭で合わせたが、枠を捉えられなかった。

 一方のメキシコは45分、エリア手前の中央でFKのチャンスを得ると、ベガが鋭いキックで直接狙ったが、GKエミリアーノ・マルティネスがキャッチで凌いだ。このまま前半をスコアレスで終える。
 
 迎えた後半、アルゼンチンは52分にドリブルを突破を図ったメッシが倒されて、エリア手前中央の絶好の位置でFKのチャンスを得る。これをメッシが自ら狙ったが、ゴール右に外れた。

 そして均衡が破れたのは64分だ。ペナルティエリア手前の中央でディ・マリアのパスを受けたメッシがワントラップから左足を一閃。地を這うシュートがゴール右に突き刺さり、アルゼンチンが待望の先制点を奪った。

 勢いに乗るアルゼンチンは、87分にも左サイドでボールを受けたフェルナンデスが、カットインから鮮やかなコントロールショットを決めて追加点を挙げた。

 反撃に出たいメキシコだったが、後半はほとんど決定機を作れず、無得点に終わった。

 試合はこのまま2-0で終了。アルゼンチンが決勝トーナメント進出へ向けて、貴重な勝点3を獲得した。一方のメキシコは2試合を終えて勝点1と厳しい状況となった。

 グループステージ最終戦では、アルゼンチンがポーランド、メキシコがサウジアラビアと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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