サッカー日本代表は27日、カタールワールドカップのグループステージ第2節でコスタリカ代表と対戦する。
23日のドイツ代表戦で劇的な逆転ゴールを決め、時の人となったFW浅野拓磨は「間違いなくチャンスは来ると思うので、しっかりゴールとチームの勝利に貢献したいと思います」と、2連勝をかけた一戦に向けた意気込みを語った。
「常にチャンスがあれば狙っていますし、前の試合も味方にパスするより、どんなチャンスでもシュートをするというくらい気合いが入っていました。前回の試合同様の気持ちでやりたい」
浅野はこれまで、多くの重要な試合でゴールを決めてきた。日本代表でいえば、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督時代の2017年8月、ロシアワールドカップ出場が決まったアジア最終予選のオーストラリア代表戦での先制弾が象徴的だ。
「自分でも大舞台に強い、持ってる男だなというのを感じるとともに、いつも試合前から本当にやれる気しかない」と、日本代表が誇る“ジャガー”は自信を口にする。
浅野にとっての理想の選手はクリスティアーノ・ロナウドやリオネル・メッシのように「365日あるなら、365日同じようなプレーできること」だが、「なかなか難しいというのが、今の自分の実力」だと認める。
それでも「集中力と自分が持っているものを全て出すことができたら結果は出せるんだと自信を常に持っていることと、その自信を(プレーに)ぶつけられる自分のメンタリティは、ストロングポイントの1つ」と自覚している。
コスタリカ代表戦でも「持ってる男」ぶりを発揮できるだろうか。2試合連続ゴールを決められれば、カタールの地で同様の結果を残しているメッシにわずかでも近づけるかもしれない。そして、そのゴールは日本代表の2連勝にもつながっていくだろう。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)