元日本サッカー協会(JFA)会長、Jリーグ初代チェアマンの川淵三郎氏が、27日のFIFAワールドカップ・カタール大会のグループリーグ第2戦・コスタリカ戦前にテレビ朝日系「タモリSTATION ドイツに歴史的勝利!!日本サッカー運命の決戦直前SP!!」に出演。森保一監督の知られざる一面を明かした。
川淵三郎氏はカタールW杯アジア最終予選の最中に、森保一監督の解任を求める声が数多く届いていたことを告白。当時、アジア最終予選3試合を終えて2敗とスタートダッシュに失敗していたことから、ベテラン偏重の起用法に批判が沸き起こっていた。
川淵三郎氏は監督交代論が噴出している中、森保一監督と会話したことを明かすと「森保監督にベテランに遠慮してメンバー選んでんじゃないのって聞いたら、『そんなこと絶対にありません。僕は冷酷な男です』って言われたからね..。あの優しい顔の下に、凄く強い意志持ってるんですよ」と、同監督のぶれない姿勢や信念を語った。
森保一監督は今月1日、カタールW杯の日本代表メンバー選考時も批判を浴びていた。ロシアW杯出場組のFW大迫勇也(ヴィッセル神戸)やMF原口元気(ウニオン・ベルリン)らをメンバーに含めなかったことが物議を醸していたが、ドイツ戦でDF冨安健洋(アーセナル)やMF堂安律(SCフライブルク)、FW浅野拓磨(VfLボーフム)らの投入という采配により、日本代表を逆転勝利に導いている。