ポルトガルの2点目を決めたフェリックス
FIFAワールドカップ・カタール大会のグループH第1節・ポルトガルはガーナと対戦。両者合わせて5ゴールを奪う乱打戦となったこの試合は、ポルトガルが3-2で勝利した。この試合でゴールを決めるなど、今後も勢いに乗りたいFWがジョアン・フェリックスだ。
クリスティアーノ・ロナウドが大会新記録の5大会連続ゴールで先制したポルトガル。このままさらに得点を重ねたかったポルトガルだが、73分にアンドレ・アイェウに同点ゴールを決められてしまう。
残り15分ほどで1-1という初戦から苦しい状況の中で、ポルトガルが歓喜を迎えたのはフェリックスのゴールだった。持ち味のスピードを生かして相手の裏を突くと絶妙なタイミングでパスが通る。ボールを受けたフェリックスはGKとの1対1を冷静に沈めて勝ち越しに成功した。
この後すぐにラファエル・レオンのゴールで3ゴール目が生まれたポルトガル。フェリックスのゴールがあったからこそ、一気に畳みかけることができたのだろう。
ベンフィカで圧倒的な存在感を発揮したフェリックスだが、アトレティコ・マドリードへ加入後は、そこまでのインパクトを残せていないところが現実だ。今季もここまでラ・リーガで12試合出場3ゴールにとどまっている。ただ、昨季は加入3年目でもっとも多い8ゴールを記録。大舞台で高いパフォーマンスを見せ、自身のコンディションも上げていくことでさらに自身を高めることができるはずだ。