FIFAワールドカップカタール2022・グループE第2節が27日に行われ、スペイン代表はドイツ代表との一戦を1-1のドローで終えた。試合後、スペインメディア『マルカ』がスペイン代表FWアルバロ・モラタ(アトレティコ・マドリード)のコメントを伝えている。
スペイン代表は序盤から試合を優勢に進めたものの、なかなか得点には結び付けられず。均衡を破ったのは54分からピッチに立ったモラタだった。左サイドを駆け上がってきたジョルディ・アルバ(バルセロナ)からのクロスボールにニアサイドで反応すると、右足ダイレクトでゴールネットを揺らした。しかし、その後はドイツ代表のFWニクラス・フュルクルク(ブレーメン)にゴールを許し、試合はドローで終了。勝ち点「1」を分け合う結果となった。
同試合のマン・オブ・ザ・マッチにも輝いたモラタは、「世界最高の選手たちがいるドイツと戦っていることは明らかなので、試合の良いところを見て、ポジティブな結論を出さなければならない」と対戦相手を称賛。「妥当かどうかはわからないが、引き分けという結果は変わらない。ドイツは優勝候補の1つなのだから、我々はポジティブに受け止めるべきだろう」と続けた。
モラタにとってはこれで2試合連続ゴールとなったが、ここまでの2試合は“切り札”としての途中出場が続いている。それでも、「このチームでプレーするのは快適だ。要求されるレベルは非常に高く、それはスタメンだろうがサブだろうが関係ない。僕は他の選手と同じく全力を尽くすだけだ」とコメント。どのような起用法であっても全力で取り組む姿勢を強調した。
スペイン代表は開幕2連勝こそ逃したが、グループ首位の座を維持したままワールドカップ最終戦に臨むこととなった。現時点でグループEは全チームに決勝トーナメント進出の可能性が残されているが、モラタは「難しいグループになることは分かっていた。結局のところ、これがワールドカップだ。どんな試合でもサプライズはあり得る」と語る。「次のラウンドに進めるかどうかは僕たち次第」と話しただけでなく、「明日の朝からは日本戦の準備に全力を尽くさなければならない」と最終節の日本代表戦に向けて意気込んだ。
次節は12月1日に予定されている、スペイン代表は日本代表と対戦する。試合は日本時間で12月1日の28:00(現地時間22:00)にキックオフ予定だ。