現地時間11月27日に行なわれたカタール・ワールドカップ(W杯)グループEの第2戦で、スペインとドイツが対決。結果は1-1のドローに終わっている。

 初戦でコスタリカに7得点で圧勝したスペインと、日本に敗れたドイツ。欧州の強豪同士の対決は一進一退の攻防が続き、非常に見応えのある一戦となった。

 そのなかでも、10代の選手たちの躍動に注目が集まっている。スペイン代表の20歳になったばかりのペドリと18歳のガビ(ともにバルセロナ所属)、そしてドイツ代表の19歳ジャマル・ムシアラ(バイエルン所属)だ。3人はそれぞれ先発し、ピッチ上ではドリブルを仕掛けるムシアラに対し、ペドリとガビが2人でチェックする場面も見られた。

 米スポーツチャンネル『ESPN』の公式SNSは、彼らが交錯したシーンを紹介し、「この3人のバトルは、この先、長い間楽しめそうだ」とコメントを添えている。これに海外のフットボールファンも「彼ら全員、素晴らしいタレント」「まるでダンスをしているかのような場面だった」「ムシアラ1人でペドリとガビを相手にしていたのは凄い」といったコメントが集まっている。
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 元ドイツ代表のローター・マテウス氏も、英公共放送の取材で、「未来のネクスト(リオネル・)メッシ。プレースタイルも人格も大好きだ」と大絶賛。また、元パリ・サンジェルマン指揮官のマウリシオ・ポチェティーノ監督も若き才能に賛辞を贈ったという。

 英紙『Daily Mail』によれば、ポチェティーノは「彼らは世界のトップにいる。私にとっては、ムシアラはガビやペドリと並び、世界最高の若手プレーヤーの1人だ。とても偉大な才能。ドイツは素晴らしいチームで、スペインにとっても脅威だったはず。そのポイントは間違いなく、彼(ムシアラ)が握っていた」

 グループステージ第3節でスペインは日本と、ドイツはコスタリカと対戦する。決勝トーナメント進出を左右する大一番で、若き才能のさらなる躍動に注目が集まっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部