日本代表GK権田修一(清水エスパルス)は27日、FIFAワールドカップ・カタール大会のグループリーグ第2戦のコスタリカ戦でフル出場したが後半36分に失点。失点シーンを巡って賛否両論が沸き起こる中、スウェーデン紙『アフトンブラーデット』が同選手に対して厳しい評価を与えている。
権田修一は23日のドイツ戦で好セーブを連発。W杯優勝候補相手にシュート26本、枠内シュート9本を浴びながらもPKのよる1失点にまとめたことにより森保ジャパンの金星に貢献。国際サッカー連盟(FIFA)公式のMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)に選出されていた。
するとコスタリカ戦ではフィールドプレーヤーで先発メンバーが大幅に変わる中、ドイツ戦につづき再び先発出場。シュート4本、枠内シュート1本しか浴びなかったものの、数少ないピンチで失点している。
その後半36分の失点シーンでは、直前に自陣でパスを繋ごうとして中途半端なプレーを見せたDF吉田麻也(シャルケ)が戦犯扱いされている。また多くの日本代表サポーターが、DFケイセル・フレール(コスタリカ1部CSエレディアーノ)のシュートに対する権田修一の反応にも注目。両手でセービングしようとした点などを巡って議論が飛び交っている。
そんな中『アフトンブラーデット』は権田修一のプレーについて「もっと強力なゴールキーパーだったら、フレールのシュートはゴールマウスに吸い込まれなかっただろう。権田修一は失点を目の当たりし、なぜ失点したのか誰もが理解していないようだった」と見解を披露。同選手に対して辛辣な評価を下したのだ。
またフランス紙『レキップ』は、コスタリカ戦における日本代表選手の採点を実施。FW上田綺世(サークル・ブルッヘ)やMF相馬勇紀(名古屋グランパス)と同じく、権田修一にも「3」(10段階中「10」が最高評価)とチーム内最低評価を与えている。
ドイツ戦で好セーブ連発により称賛を浴びていた権田修一。だがコスタリカ戦ではわずか1本の枠内シュートから失点したことにより、一転して海外メディアから批判にさらされている。