ブラジル代表のチッチ監督はFWネイマールの不在がチームに影響を与えていると認めた。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。
ブラジルは28日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)グループG第2節で、スイス代表と対戦した。初戦でセルビア代表を下したブラジルだが、その試合でネイマールが負傷。決勝トーナメントまでの欠場が発表されたエース抜きでの第2戦だったが、こじ開けるのに苦しみながらも83分にMFカゼミロが値千金の先制弾を記録して、1-0で勝利した。
2連勝で早くもグループステージ突破を決めたブラジルだが、試合後のチッチ監督はネイマール不在の影響を感じていたようだ。創造性の大きな欠如を指摘し、他の選手がこの機会を活かすことを望んだ。
「ネイマールはチームの中でも明らかに違うスキルを持っている。彼は魔法のような瞬間を起こし、ドリブルで相手を抜き去れる選手なんだ。相手からすると、突然抜き去られて『何が起こったんだ?』と言うしかない。彼はそうしたスキルを持っている」
「他の選手も彼のレベルに達するために努力していて、私もそれを望んでいる。ただ、実際のところネイマールがいないのは寂しいね。彼は大きな創造力を持ち、とても効果的だ。彼の存在が恋しくなるよ。とはいえ、我々にはチャンスを掴める選手が他にもいるがね」
また、チッチ監督は決勝弾のカゼミロを絶賛。試合後にネイマールがSNSで「最高の中盤の選手」と称えたことに賛同している。
「私はいつもさまざまな意見を尊重しており、こうしたことに普段はコメントしない。だが、今日はさせてもらいたいね。(ネイマールの意見に)同感だ」