カタール・ワールドカップ(W杯)の開幕を目前にフランス代表を負傷離脱したFWカリム・ベンゼマだが、復帰する可能性が浮上している。

初のバロンドールに輝き、満を持してW杯に臨むはずだったベンゼマだが、大会直前に左足大腿四頭筋を負傷して無念のリタイアに。自身のSNSでは「自分のポジションを譲るよ」と同胞にエールを送った。

しかし、一部のスペインメディアで今週半ばに所属先のレアル・マドリーで練習復帰の見通しもなされる34歳はフランス『RMC Sports』によると、フランス代表の登録リストから抹消されていない模様だ。

ディディエ・デシャン監督はベンゼマに代わる選手を呼ばず、25選手で参戦しており、ケガが完治した場合は規約上、フランスサッカー連盟(FFF)や監督の判断次第でスカッドに復帰ができる状況だという。

そんなフランス代表だが、グループDの初戦からFWキリアン・ムバッペの2試合3ゴールなどで2連勝。一番乗りで決勝トーナメント進出を決め、ケガ人の多さを吹き飛ばしているが、ベンゼマの電撃復帰はあるのか。

なお、『RMC Sports』はベンゼマがこのままフランス代表に戻ってこなくても登録リストに名が残っている限り、チームの一員とみなされ、優勝すればメダルを受け取る権利があるとも伝えている。