W杯2014年大会優勝メンバーのMFクラマーがコメント

 ドイツ1部ボルシアMGの日本代表DF板倉滉は、加入から半年足らずでチームメイトから厚い信頼を得ているようだ。古株の元ドイツ代表MFの証言をドイツメディアが紹介している。

 板倉は今季からボルシアMGに完全移籍で加入。開幕からセンターバックのレギュラーに定着し、第4節バイエルン・ミュンヘン戦ではブンデスリーガの盟主相手に1-1の接戦を演じた。

 その後、トレーニングの接触プレーで左膝を負傷。カタール・ワールドカップ(W杯)直前のドルトムント戦で復帰を果たし、現在はカタールの地で奮闘している。

 そんななか、ドイツメディア「FUSSBALL.NEWS」はボルシアMGの元ドイツ代表MFクリストフ・クラマーが公共放送「ZDF」で語ったコメントを紹介。2014年のW杯チャンピオンは、今夏加入した板倉のチーム内での存在に言及している。

「日本の選手たちはみんないいやつだよ。コウも同じで、ナイスガイだ。日本の選手はクラシックでタフなDFではないとされているが、コウは空中戦に強く、ビルドアップも上手い。僕はコウ・イタクラのファンなんだ」

 また、クラマーはドイツ代表DFマティアス・ギンター(フライブルク)の移籍に伴い加入した板倉とロッカールームが隣同士だという。

「彼はロッカールームで僕の隣にいる。とても綺麗好きだよ。マティアス・ギンターが同じ場所にいた時は、いつも何かが落ちてきて、辟易としていたからね。コウは自分の場所だけでなく、僕のところさえもすごく綺麗にしてくれるんだ。隣にいるのはすごく居心地がいいよ」

 W杯でも日本代表として安定感のあるプレーを続けている板倉。ボルシアMGではピッチ上の力強いプレーだけでなく、人間性でもチームメイトを魅了しているようだ。(FOOTBALL ZONE編集部)