にわかに叫ばれたカリム・ベンゼマのフランス代表復帰だが、ディディエ・デシャン監督は否定している。
カタール・ワールドカップ開幕前から負傷していたベンゼマは、回復を見込んだ上でメンバー入りしていたが、その開幕目前にケガが重なってしまい、無念のリタイアに。自身のSNSでは「自分のポジションを譲るよ」と同胞にエールを送った。
しかし、『オンダ・マドリー』などのスペインメディアは今週半ばのレアル・マドリーでの練習復帰を予想しており、さらにフランス『RMC Sports』は、フランス代表再招集もあり得ると報じた。
ところが、30日にチュニジア戦が控えるデシャン監督は憶測を否定。メディアが流したデタラメだとし、これ以上の言及はしないと念を押した。
「それは私の心を占めるものではない。誰が何をどのように言っているのかは分からない。状況も、彼が回復するのに必要な時間も知っているはずだ」
「私には24人の選手がいて、彼らのことだけを考えている。周りがなんと言おうと勝手だが、私は日常業務に関係ないことについてコメントするつもりはない」
新たなバロンドーラーという大黒柱抜きで臨むことになったレ・ブルーだが、グループステージでは開幕連勝で難なく突破を決めた。