現地時間11月29日にカタール・ワールドカップ(W杯)のグループステージ(A組)第2戦が行なわれ、ここまで1勝1分のエクアドルと、1勝1敗のセネガルが対戦した。

 セネガルは序盤、立て続けにチャンスを迎える。3分、エリア内に侵入してきたイドリサ・ゲイエがワントラップから右足で狙ったが、惜しくもゴール右に外れた。さらに8分にも、最終ラインの背後を突いたディアがシュートを放つも、枠を捉えられなかった。

 一方、引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まるエクアドルは、クリバリを中心としたセネガルの守備を前に決定機を作れない。

 そんななか、試合が動いたのは44分。セネガルは、イスマイラ・サールがエリア内で倒されてPKを獲得する。これを自ら落ち着いて決めて貴重な先制点を奪う。前半はセネガルが1点をリードして終える。
 
 迎えた後半は一転してエクアドルが、ボールを握り試合を進める。66分、右CKからトーレスがすらしたボールをカイセドが押し込み、試合を振り出しに戻した。

 しかしその3分後、セネガルはセットプレーのチャンスを得ると、相手DFのクリアミスに反応したクリバリがボレーシュートを決めて勝ち越しに成功する。

 追いつきたいエクアドルは終盤、相手ゴール前にロングボールを供給し、猛攻を仕掛けるも同点ゴールは奪えず。

 試合はこのまま2-1で終了。セネガルが2002年の日韓大会以来となる、20年ぶりの決勝トーナメント進出を決めた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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