現地時間11月29日にカタール・ワールドカップ(W杯)のグループステージ(B組)第3戦が行なわれ、前節イングランドとスコアレスで引き分けたアメリカと、ウェールズに2-0で勝利したイランが対戦した。

 決勝トーナメント進出の可能性を残す両チームの対戦は、勝利が必要なアメリカが先にチャンスを迎える。11分、右からのクロスにプリシックがヘディングシュートを狙うも、GKベイランバンドにキャッチされた。

 均衡が崩れたのは38分、アメリカはマッケニーのロングフィードに抜け出したデストが頭で折り返したボールを、プシリックが押し込み先制に成功する。

 さらにアディショナルタイムには、マッケニーのスルーパスに絶妙なタイミングで抜け出したウェアがネットを揺らしたが、オフサイドの判定でノーゴールとなった。優勢のアメリカが1点をリードして前半を終える。
 
 迎えた後半は、一転してイランが反撃に出る。52分、右からのクロスに途中出場のゴドスが飛び込んだが、惜しくもゴールの上に外れた。

 さらに65分にも、敵エリア付近でボールを奪ったゴリザデーの折り返しに再びゴドスが合わせたが、決め切れず。

 猛攻を仕掛けるイランは、アディショナルタイムにもセットプレーからプーラリガンジがダイビングヘッドで狙ったが、枠を捉えられなかった。

 試合はこのまま1-0で試合終了。アメリカが2大会ぶりの16強入りを果たした。一方のイランは、初の決勝トーナメント進出とはならなかった。

 アメリカは決勝トーナメント1回戦で、A組1位のオランダと激突する。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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