【FIFA ワールドカップ カタール 2022・グループA】オランダ2-0カタール(日本時間11月30日/アルバイト スタジアム)

 新エースが今大会で目覚ましい活躍を見せている。オランダ代表のコーディ・ガクポは、グループステージ3試合の全てにおいて先制点を奪いチームを勝利に導いた。カタール戦で見せた強烈な得点には「さすがガクポ!」「ガクポの大会」とファンも大興奮だった。

【映像】3戦連発の新エース・ガクポの先制弾が半端ない

 実は、ガクポの先制点には伏線があった。ゴールが決まる一つ前のプレーだ。ガクポがゴール前に抜け出してフィニッシュに持ち込んだ場面を見た、ABEMAで解説を務めた東口順昭氏は「いいですねぇ、得点のにおいしかしないんで。1本だけで得点になる」と話していた。そのわずか数秒後、左からカットインしてきたガクポがネットを揺らしたのだ。

 ガクポは味方と周到に連携しながら、自らのシュートシーンを描き出していた。左サイドで持つ出し手が顔を上げた瞬間、DFの背後を奪う動きを開始。しかし、近い選手にパスが出たことを見て、すぐさま向き直してサポートに動く。そして短い距離の縦パスをもらってダイレクトではたき、自ら前を向いて再びボールを受けると、そのまま中央方向へとカットインしていった。うまくて、速くて、そして力強さを備えた豪快なフィニッシュワークで、ネットを揺らした。

 これを見たABEMAの視聴者は「すげーわ」「さすがガクポ!」「ガクポの大会!」「あれ抑えて蹴れるんだな」「美しい」「この決定力」とこのゴールを口々に賞賛した。

 ガクポの先制弾を“予言”した東口氏も「大きいゴールでしたね」とチームにとっての重要度を伝えると共に、「大会後はどこに行くんでしょうね」と言及。ガクポは現在、オランダ国内のPSVでプレーする23歳。今大会で彼の才能に魅了されたビッグクラブからのオファーも来るに違いない。ガクポは今、それくらい半端ないインパクトを残している。
(ABEMA/FIFA ワールドカップ カタール 2022)