後半にFWマシュー・レッキーが待望の先制ゴール、グループ2位通過を決める

　カタール・ワールドカップ（W杯）のグループリーグD組第3戦が現地時間11月30日に行われ、オーストラリア代表がデンマーク代表に1-0で勝利。2連勝のオーストラリアがグループ2位に入り、2大会連続5度目、2006年ドイツW杯以来4大会ぶり2度目の決勝トーナメント進出を決めた。

　前半はデンマークが主導権の握る展開で、サイド攻撃を起点にオゴールへの道筋を探った。対するオーストラリアも守備からのリアクションで何度かチャンスをつくったが、お互いにフィニッシュに到達するまでのプレーで精度を欠き、前半はスコアレスで終了した。

　突破のためには勝利が必要なデンマークは後半14分に2枚替えでFWカスパー・ドルベア、MFミッケル・ダムスゴーを投入。攻撃的なカードを切った。しかし、その直後の15分、カウンターからFWマシュー・レッキーが左足のシュートでネットを揺らし、オーストラリアが先制した。

　デンマークはその後も身長193センチの長身FWアンドレアス・コウネリウスを送り込むなど前線に人数を懸けたが、単調な攻撃はオーストラリアの堅い守備に跳ね返された。

　試合はそのまま1-0で終了。初戦でフランス代表に1-4と大敗を喫したオーストラリアはそこから挽回して2連勝。フランスに次ぐ2位に入り、16強へと駒を進めた。一方、昨年の欧州選手権ベスト4で今大会のダークホースと目されていたデンマークは1勝も挙げられずに敗退となった。（FOOTBALL ZONE編集部）