FIFAワールドカップカタール2022・グループリーグD第3節、チュニジア代表対フランス代表が現地時間11月30日に行われ、フランス代表は0-1の敗戦を喫した。終了間際にフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンの得点が取り消されたが、それを放送する前に中継を終えたことで、フランスのテレビ局『TF1』が謝罪している。

 1点を追いかける展開のフランス代表は後半アディショナルタイム、チュニジア代表のモンタサル・タルビの中途半端なクリアをグリーズマンが押し込んで土壇場で同点に追いつく。しかし、チュアメニがクロスを蹴った時点でグリーズマンがオフサイドポジションにいたことと、タルビのヘディングは意図的なプレーではなくディフレクションであるとVARによって判断され、ゴール取り消しに。この結果、フランス代表は0-1の敗戦を喫した。

 しかし、フランス国民の多くは、この瞬間にフランス代表が敗れたことを知らなかったかもしれない。この試合を放送していたフランスのテレビ局『TF1』は、グリーズマンのゴールが取り消される数十秒前に中継を終了した。そのため、同メディアは「主審が試合終了の笛を吹いた後、他の試合と同様に中継を終えた。その間、VARの判定が下され、フランス代表のゴールは取り消された。この瞬間をライブで見ることができなかった人々、大変申し訳ありませんでした」と、ツイッターを通じて謝罪している。

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