【FIFA ワールドカップ カタール 2022・グループC】ポーランド0－2アルゼンチン（日本時間12月1日／スタジアム 974）

　リオネル・メッシのディエゴ・マラドーナ超え。誰もが期待したその瞬間を阻んだのは、今大会当たりまくっているポーランドの守護神だった。神の子・メッシのまさかのPK失敗に、ABEMAの視聴者も「神が負けた」と驚きを隠せない様子だった。

【映像】メッシのPKを完璧セーブ…スタジアム騒然

　スコアレスで迎えた36分、フリアン・アルバレスが左サイドからクロスを送ると、ポーランドGKシュチェスニーの左手がリオネル・メッシに入る。主審は当初ホイッスルを吹かなかったが、VARチェックによりオン・フィールド・レビューが行われた結果、アルゼンチンにPKが与えられた。

　勝てば自力で決勝トーナメントに駒を進められるアルゼンチンにとっては絶好のチャンス。キッカーのメッシは勢いあるシュートを右側に蹴ったものの……今大会、何度もポーランドのピンチを凌いできた守護神シュチェスニーの右手に弾かれ、先制のチャンスを逃した。メッシがワールドカップでPKを失敗するのは、ロシア大会のアイスランド戦に続きこれが2度目となった。

　まさかの結果にファンも「読まれた」「メッシも涙目」と反応。ABEMAの解説・中山雅史氏は思わず絶叫し、「GKとしては一番触りやすい高さ」とコースの甘さを指摘した。

　マラドーナ超えとなるワールドカップ通算9点目は次戦にお預けとなったメッシ。それでもワールドカップの通算出場数はマラドーナの21試合を抜いて同国史上最多となり、元ドイツ代表MFローター・マテウスが持つ世界記録まであと3に迫っている。”神の子”は新たな記録を打ち立てることができるのだろうか。
（ABEMA／FIFAワールドカップ カタール 2022）