トッテナムやパリ・サンジェルマン(PSG)で指揮を執ったマウリシオ・ポチェッティーノ氏が、母国のアルゼンチン代表に期待した。
11月20日から開幕したカタールW杯。優勝候補の一角として期待されていたアルゼンチンは、初戦でサウジアラビア代表に1-2で敗れるまさかのスタートを切ることに。それでも、続くメキシコ代表戦、ポーランド代表戦で連勝を収め、結果的にグループステージ首位で決勝トーナメント進出を決めた。
ポチェッティーノ氏はイギリス『スカイ・スポーツ』に出演した際、こうした母国チームの歩みを称賛。大会前の準備期間が短かったことに触れ、これからさらに改善してくはずだと述べた。
「チームのパフォーマンスは上がってきていると思う。アルゼンチンやドイツのようなビッグチームにとって、初戦の試合結果はタフなものになっただろう。それでも、パフォーマンスは向上している」
「今大会は選手たちが『戦う』試合は多く見られた一方で、素晴らしいクオリティを示せた試合はほんの少しだったと思う。それでも、これからもっと良くなっていくだろう。そして、アルゼンチンもそうであることに疑いはない」
「大会まで、準備期間は1週間しかなかったのだ。だからこそ、これから先の各チームはより良いパフォーマンスを見せてくれるはずだ」
また、ポチェッティーノ監督は今回が最後のW杯となる可能性もあるFWリオネル・メッシに言及。優勝ができなくてもすでに偉大な選手だと断言しつつ、同大会で栄冠を掴むことを願った。
「メッシが偉大な選手として扱われるために、W杯を制覇する必要はないと思っている。彼はすでに、バロンドールを7回受賞しているのだからね。もちろん、大きな議論はあるだろうが、私にとって彼はディエゴ・マラドーナと同じレベルにあるよ」
「当然、選手なら誰しもW杯での勝利を望むものだ。そしてメッシはこれまでフットボールに多くのものを与えてくれたのだから、それが実現することを願うよ。今、フットボールはメッシに報いる可能性があるんだ」