現地時間11月30日にカタール・ワールドカップ(W杯)のグループステージ(F組)第3戦が行なわれ、すでにGS敗退が決まっているカナダと、前節には強豪ベルギーに2-0で勝利したモロッコが対戦した。

 引き分け以上でグループステージ突破が決まるモロッコが、いきなり試合を動かす。4分、GKボージャンのミスを拾ったジイェフが技ありのループシュートを決めて、いきなり先制点を奪う。

 一方のカナダは15分、右サイドを突破したホイレットのクロスにブキャナンが飛び込んだが合わせられず。

 モロッコは23分、ロングボールに抜け出したエン=ネシリがニアサイドを撃ち抜き追加点を挙げた。

 反撃に出るカナダは、相手のオウンゴールで1点差に詰め寄る。40分、アデクベのクロスがアグエルドに当たり、角度が変わってゴールに吸い込まれた。

 アディショナルタイムには、モロッコがセットプレーからブファルのボレーシュートでネットを揺らしたが、オフサイドの判定でノーゴールに。前半はこのままモロッコの1点リードで終える。
 
 迎えた後半は、互いに決定機を作れず時間が経過するなか、カナダは71分にCKのチャンスを得る。ホイレットが蹴ったボールをハッチンソンがヘディングで狙ったが、ボールはクロスバーに当たってゴールライン上に落下。惜しくも得点とはならかった。

 猛攻を仕掛けるカナダは、アディショナルタイムに入っても前線にロングボールを供給し、得点を狙う。しかし、モロッコの堅い守備を前にシュートまで持ち込めず。

 試合はこのまま終了し、2-1でモロッコが勝利。モロッコはグループ首位で36年ぶりのグループステージ突破を果たした。決勝トーナメント1回戦では、E組2位のチームと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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