12月1日のクロアチア戦で引き分け、決勝トーナメント進出を逃す

 ベルギーサッカー協会は現地時間12月1日、同日のカタール・ワールドカップ(W杯)グループリーグ最終戦でクロアチア代表と0-0で引き分けて敗退が決まったあと、ロベルト・マルティネス監督が退任することを発表した。

 マルティネス監督は2016年の欧州選手権(EURO)を終えたあとのチームに就任。そこから2年間で18年のロシアW杯で3位に躍進したチームを作り上げた。黄金世代とも呼ばれたMFエデン・アザール、FWロメル・ルカク、MFケビン・デ・ブライネらをチームの中心に据え、FIFAランキングで1位になった時期もあるスター軍団を形成した。

 しかし、デ・ブライネがこのカタールW杯中に「自分たちは歳を取り過ぎた」と話したことが話題になったように、中心選手たちの年齢も上がっていった。昨年の欧州選手権ではベスト8で敗退と、期待されたほどの成績が残せなくなってきていた。

 そして、このカタールW杯では初戦こそカナダ代表に1-0で勝利したものの、第2戦は伏兵モロッコ代表に0-2で敗戦。勝利に突破の望みを懸けたクロアチア戦も0-0で終え、大会3試合でわずか1ゴールと攻撃陣にビッグネームの揃う“レッドデビルズ”は残念な結果に終わった。

 同サッカー協会では、公式インスタグラムなどでマルティネス監督について「彼はベルギー代表の監督の職務を終えるとアナウンスした」と公開している。今後、大幅世代交代も求められることになりそうなベルギーだが、後任にはどのような人物を据えることになるのだろうか。(FOOTBALL ZONE編集部)