グループ最終節でスペインと対戦、先制ゴール献上も後半序盤に2点

 カタール・ワールドカップ(W杯)は12月1日にグループEの第3節を行い、日本代表(FIFAランキング24位)は、スペイン代表(同7位)と対戦し、前半を0-1で終えた。ハーフタイムで森保一監督は動き、2枚の選手交代を行うと、これが奏功。いきなり2点が入り、会場は大いに盛り上がった。

 ドイツ戦(2-1)ではハーフタイムから3バックにする采配が的中し、見事な逆転を収めた日本代表。森保監督は、前半スペインに79%もボールを保持された試合でもハーフタイムに最初の選手交代を行った。左ウイングバックのDF長友佑都(FC東京)に代えて、MF三笘薫(ブライトン)を投入。またシャドーに入っていたMF久保建英(レアル・ソシエダ)に代えて、MF堂安律(フライブルク)をピッチに送り出した。

 スペインのルイス・エンリケ監督も、右サイドバックのDFセサル・アスピリクエタに代えてDFダニエル・カルバハルを投入し、三笘対策をしてきた。

 それでも後半早々の3分、日本はハイプレスで相手を追い詰めると、クリアボールを伊東が競り、こぼれ球を堂安が回収。左足で強烈なシュートを叩き込んだ。

 さらに後半6分にも三笘の折り返しをMF田中碧(デュッセルドルフ)がゴール前で詰めた。一度は三笘の折り返しの前にボールがラインを割っていたと判定されたが、VARの結果、ボールがラインを完全に割っていなかったと判定され、得点が認められて日本が逆転した。VAR判定の後は、会場が静まり返ることが多いが、ここでは会場は大盛り上がり。

 このままリードを保てば決勝トーナメントに進出できる日本。再び世界を驚かせる勝利を挙げられるか。(FOOTBALL ZONE編集部)