スペイン撃破に衝撃、ウルグアイメディア記者が驚きのコメント
日本代表は、12月1日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)グループE第3節でスペイン代表に2-1で勝利した。初戦のドイツ代表戦(2-1)に続く逆転勝利によって、森保ジャパンはW杯優勝経験国が2つ入ったグループEを、首位通過している。
ドイツを破っただけでなく、スペインまで撃破したことは、世界中に大きな衝撃を与えている。この試合を取材したウルグアイメディア「エル・リオネグレンセ」のハビエル・デ・レオン記者も、ショックを受けた1人。「世界中のほとんどの人たちと同じように、私も今日は日本が負けると思っていた。だが、実際にはそうならなかった」と言い、日本代表のパフォーマンスを称賛した。
「日本は素晴らしかった。これまで日本は、前回のロシアW杯のベルギー戦(2-3)のように何度もショッキングな負け方をしてきたと思う。そうした経験から強くなり、今では結果を出せるチームになりつつある。考えてみてほしい。日本が勝った相手は、ドイツとスペインだよ! 世界中のどの国にとっても、簡単ではない結果だ」
森保ジャパンは、史上初のベスト8進出を今大会の目標に掲げているが、さらにカタール大会ということで、上に行く可能性があると感じているという。
「これはカタールというアジアで開催されているW杯だ。日本にプラスの影響を及ぼすかもしれない。通常、こうした大会には準決勝に勝ち進むチームのうち、1つはサプライズになる。今大会はアジア開催であり、そのサプライズに日本がなるのではないか。そんな期待を抱かせる試合だったよ」
日本はラウンド16で、前回大会準優勝のクロアチア代表と対戦する。そこを勝ち上がると、対戦するのはグループG1位とグループH2位の勝者となる。勝ち上がりが有力視されているのは、現在FIFAランキング1位のブラジル代表だ。すでに世界に大きな衝撃を与えた日本だが、この2つの勝利で世界からはより注目を集める存在になっている。(FOOTBALL ZONE特派・河合 拓 / Taku Kawai)