日本代表MF三笘薫が、12月1日に行われたFIFAワールドカップカタール2022・グループE第3節のスペイン代表戦を振り返った。
三笘は、1点ビハインドで迎えた後半開始から左ウイングバックとして途中出場。前線からの積極的なプレッシングで堂安律の同点ゴールを演出すると、51分にはゴールラインギリギリの位置からボールを折り返し、MF田中碧の逆転ゴールをアシストした。その後は守備面でも躍動し、日本の逆転勝ちに貢献している。
同点ゴールの場面に関しては、三笘は「勢いでうまく(プレスを)かけたところで皆んなもきて、あれは律のスーパーゴール。彼の素晴らしいクオリティによるものだと思います」と語り、殊勲の堂安を称賛。その後のアシストについては、「いや、もう1ミリかかっていればいいなと思っていましたし、入った後はちょっと足が長くて良かったなと思いました」と続けた。
また、VARを待っている間の心境についても言及。「もう願ってましたし、僕の感覚では中にあるなというふうに感じたので。あそこでああいうふうにバウンドするのも何か運があると思いますし、碧が得点を決めたっていうのが何かあるかなと思ってます」と述べ、「なんであそこに居たのかわからないですけど、彼の走力と、守備でも見えないところで頑張っている。得点に繋がったのは、彼へのご褒美だと思います」と主張し、幼馴染みでもある田中の活躍を喜んでいた。
そして、目を引いた守備については、「アセンシオのところだったり、フェラン・トーレスのところだったり、パスがくるところは全部狙っていましたし、取れなくても素早くチェックすることで相手も嫌がると感じていた」ことを明かし、粘り強い応対で対峙したFWフェラン・トーレスやFWマルコ・アセンシオをシャットアウト。その上で、「コンディションも悪くなかったので、行くところは行って、少しでも押し上げられれば」と、ドリブルで時間を作ったプレーなども振り返った。