【FIFA ワールドカップ カタール 2022・グループE】コスタリカ2-4ドイツ(日本時間12月2日/アルバイト スタジアム)
スタメンに1枠しかないGKが試合に出場し続けることは難しい。ドイツ代表の守護神マヌエル・ノイアーは、己の実力を証明するかのように、GK選手としてのワールドカップ最多出場の新記録「19」に到達した。そんな節目の試合でも彼は、圧巻のセーブを見せた。
【映像】GKのW杯最多出場記録更新!守護神ノイアーが神セーブ
ドイツ代表GKノイアーは、コスタリカ戦でワールドカップ通算19試合目となる出場を飾った。これは西ドイツ代表GKゼップ・マイヤー、ブラジル代表GKクラウディオ・タファレルが持っていたGK選手としてのワールドカップ最多出場記録を更新するものであり、心技体はもちろんのこと、監督や仲間からの絶大な信頼がなければ成し得ない偉大な記録だ。
前半はコスタリカ陣内で戦うことの多かったドイツ代表だが、42分にファーストハーフで唯一のピンチを迎えた。日本戦でゴールを決めてノリに乗っているDFフレールがドイツディフェンスのミスを誘って、ペナルティーエリア内に侵入してシュートを放った。
このシュートはノイアーの頭上を超えてゴールになるかと思われたが、最後までボールの軌道から視線を逸らすことなく、右手1本で枠外へと弾き出したのだ。
スーパーセーブを目撃したABEMAの解説・中澤佑二氏も「至近距離での反応ということでは、世界一かな」と36歳でも衰え知らずのノイアーを称えた。さらに視聴者も、「ノイアーバケモン」「さすノイアー」「ノイアーありがとう」と賛辞の言葉が並んでいた。
ノイアーのビッグセーブもあり、ドイツ代表はコスタリカ代表に勝利したが、日本代表がスペイン代表に勝利したことを受け、得失点差でスペインに及ばず、2大会連続でのグループステージ敗退が確定した。4年後にノイアーは40歳となっているが、最多出場記録をさらに更新することはできるのだろうか。
(ABEMA/FIFAワールドカップ カタール 2022)
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