FIFAワールドカップカタール2022のグループステージが2日に終了。決勝トーナメントに進出する16チームが決定した。

 ここから先は負けたら終わりのノックアウトラウンドとなり、後のない戦いが繰り広げられる中で、勝ち上がりと共に気になってくるのが得点王(ゴールデン・ブーツ)の行方。グループリーグ3試合を終えた段階で最も多いゴール数は3得点で、現時点では5選手が並んでいる。

 名前を挙げると、コーディ・ガクポ(オランダ代表)、マーカス・ラッシュフォード(イングランド代表)、キリアン・エンバペ(フランス代表)、アルバロ・モラタ(スペイン代表)、エネル・バレンシア(エクアドル代表)の5名になるが、バレンシアのエクアドルはグループステージでの敗退が決定しているため、これ以上の上積みはない状況だ。

 グループステージ敗退のチームから得点王が生まれたのは、1994年アメリカ大会のロシア代表FWオレグ・サレンコのみ。その時は1試合で5得点を挙げるなど、3試合で6得点をマークし、ブルガリア代表FWフリスト・ストイチコフと共に得点王となった。

 なお、次点の2得点には18選手が名を連ねているが、ベスト16に残った国の選手で見てみると、下記の10選手となる。日本代表では、ドイツ戦とスペイン戦で重要な同点ゴールを挙げた堂安律が2得点でランクインし、日本が決勝トーナメント1回戦で対戦するクロアチア代表では、アンドレイ・クラマリッチが2点を挙げている。

■3得点
・アルバロ・モラタ(スペイン代表)
・キリアン・エンバペ(フランス代表)
・マーカス・ラッシュフォード(イングランド代表)
・コーディ・ガクポ(オランダ代表)
・エネル・バレンシア(エクアドル代表)※敗退決定

■2得点(※ベスト16進出国のみ)
・堂安律(日本代表)
・オリヴィエ・ジルー(フランス代表)
・アンドレイ・クラマリッチ(クロアチア代表)
・リオネル・メッシ(アルゼンチン代表)
・ブカヨ・サカ(イングランド代表)
・フェラン・トーレス(スペイン代表)
・リチャーリソン(ブラジル代表)
・ブリール・エンボロ(スイス代表)
・ブルーノ・フェルナンデス(ポルトガル代表)
・チョ・ギュソン(韓国代表)

 ちなみに、2選手が同じゴール数で並んだ場合には、アシスト数の多い選手が受賞し、それでも2選手以上が並んだ場合には、出場時間が最も短い選手がゴールデン・ブーツを手にすることになる。

 なお、直近2大会の得点王は、イングランド代表FWハリー・ケイン(2018年)とコロンビア代表MFハメス・ロドリゲス(2014年)が、それぞれ6ゴールを挙げて獲得している。