フランス代表のディディエ・デシャン監督とバンジャマン・パヴァールの不仲説が浮上している。ドイツ『キッカー』が伝えた。

きっかけとなったのはグループステージ第2戦のデンマーク戦。それまで右サイドバックで不動の地位を築いていたパヴァールはベンチスタートとなり、代わりにジュール・クンデが先発起用された。また、最後のチュニジア戦も出場せず、ここ2試合はベンチを温め続ける状況が続いている。

『キッカー』によれば、パヴァールが先発から外されたのは指揮官の指示に不満を示したことが原因だとされている。デシャン監督はパヴァールの前でプレーするウスマーヌ・デンベレが自由に攻撃に専念できるよう、パヴァールには攻撃に参加せず守備に徹するよう求めたという。

しかし、攻撃力が持ち味のパヴァールとしては納得できず、そこで軋轢が生じてしまったのだと伝えられている。

ある会見でこの件を問われたデシャン監督は「詳細には触れたくない」とコメントを回避。否定しなかったことがさらに拍車をかけることになった。

チーム内では主将のウーゴ・ロリスやオリヴィエ・ジルーはパヴァールをサポートしている一方、パヴァールに反する選手もいる模様。『キッカー』は、今大会において同選手に出番が回ってくることはないと予想している。